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チャンピオンズカップの前哨戦として
2000年よりチャンピオンズカップ(旧ジャパンカップダート)の前哨戦。今年は目下好調のベルシャザールが1番人気の支持を受け、2連勝で駒を進めたゴールスキー、プロキオンSを制したアドマイヤロイヤルなどが上位人気の支持を受けた。ベルシャザールが期待に応えるのか、それとも別の人気馬が本競走を制すのか。注目のレースが幕を開けた。
ティアップワイルドが先手を奪う
シルクフォーチュンが大きく出遅れたが、その他各馬は一斉に芝コースからダートコースへ向けての先行争いへと進み、先ずティアップワイルドとグラッツィアが並んでダートコースへ、内からはナムラタイタンも加わるが、僅かにリードを取ったティアップワイルドが先頭でコースを進んで行く。
馬群が縦長の展開となって3コーナーカーブを目指していくと、ここで先頭がティアップワイルドからグラッツィアへと替わっていた。
3・4コーナー中間では先頭となって逃げるグラツィアを追うようにティアップワイルド、イジゲン、ナムラタイタンの3頭が半馬身~1馬身後方を追走し、その直後からは1番人気の支持を受けたベルシャザールもジワジワと差を詰めてきている。
グラッツィアが後退
4コーナーのカーブを回り切る頃には、後方の馬達も一気に差を詰めており馬群は一団となって直線へ。先頭は依然としてグラッツィアのままだったが、逃げでスタミナを使い過ぎてしまったのか脚色が鈍い。
失速気味となったグラッツィアに並びかけたティアップワイルドが交わして先頭に替わると、直後から迫るイジゲンとナムラタイタンを退けながらゴールを目指す。しかし前は大きな一団となった大混戦の状態。どの馬が勝っても可笑しくない展開だ。
ベルシャザールが勝利を掴む
ゴールまで残り200mを目前に、惜しくも脚が止まってしまったティアップワイルドは直線早々に後退してしまったグラッツィア同様ずるずると後方へ。替わって先頭に立ったのは中を突いて一気に上がってきた1番人気のベルシャザール。外からはアドマイヤロイヤルが迫るものの、脚色ではベルシャザールが優勢。
抜け出した勢いのままリードを守りきったベルシャザールは最後の最後にもうひと伸びを見せたアドマイヤロイヤルとベストウォーリアを3/4馬身退け、1番人気に応える見事な勝利を手にした。
2着には外から迫ったアドマイヤロイヤル、3着には内から最後に良い伸びを見せたベストウォーリアが入賞を果たした。