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ジェンティルドンナの連覇に期待が掛かる
今年の競馬シーンを盛り上げてきた豪華メンバーが一堂に会したジャパンカップ。昨年時にオルフェーブルを下し優勝を果たしたジェンティルドンナの連覇に期待が掛かるが、宝塚記念を制したゴールドシップも有力であり、昨年のジェンティルドンナ同様に3歳で出走してきたデニムアンドルビーにも一発の可能性が潜む。果たしてどのような結果を迎えるのだろうか。
エイシンフラッシュが積極策
各馬一斉の発走から好スタートを切って前へと進んだのはヴィルシーナとエイシンフラッシュの2頭。先頭争いはヴィルシーナがいつも通り積極的に逃げて行くかと思われたが、エイシンフラッシュがハナを奪い、その外にトーセンジョーダンが控えている。
ゴールドシップは最後方を追走
エイシンフラッシュが馬群を引っ張る形で1コーナーのカーブへと進み、2番手以下はトーセンジョーダン、ヴィルシーナ、ルルーシュ、ジェンティルドンナ、ナカヤマナイト、ジョシュアツリー、アンコイルドが一団となって先行グループを形成。先行グループから1馬身から2馬身後方を中団グループが追走し、後方は更に3馬身離れた位置からの競馬。2番手人気の支持を受けたゴールドシップは最後方からの競馬となったが、この位置取りは果たしてプラスなのだろうか。
第2コーナーのカーブから向正面へとレースが進み、馬群はやや縦長の展開。中団グループが徐々にペースを上げて先行グループへと近づいていくが、先行グループの各馬もリズム良く運んで最初の1000mを1分2秒4と、ゆったりとしたペースで進んで行く。
スローペースで最後の直線へ
3コーナーのカーブに向かってもペースは緩いままだったが、ここでゴールドシップが外から進出を開始。しかし中々前との差を詰めることが出来ず後方待機のままだ。レースが3・4コーナーの中間まで進むと馬群は一気に収縮を見せ、殆ど一団といった状態で4コーナーのカーブから最後の直線コースへと進む。
スタートから先手を奪っていたエイシンフラッシュがなおも先頭で粘りを見せていたが、少し前がバラけたところで、内から一気にジェンティルドンナが抜け出してくる。
残り200mを通過して後続に1馬身のリードを取って押し切りを狙うと、外からはデニム&ルビーとドゥーナデンの2頭が鋭い末脚で一気に詰め寄る。間からはトーセンジョーダンも脚を伸ばしてジワジワと迫る。
抜け出したジェンティルドンナが連覇達成
ゴール前は大接戦となったが、抜け出してから粘り込んだジェンティルドンナがハナ差凌いで優勝。2着には僅かの差で勝利を逃したデニムアンドルビーが入賞し、中から抜け出してきたトーセンジョーダンが3着を確保した。
ジェンティルドンナは1番人気に応える走りを見せたものの、2着のデニムアンドルビーは7番人気、3着のトーセンジョーダンは11番人気という番狂わせの結果となった。
なお、2番人気の支持を受けていたゴールドシップは、外を回りつつ直線に向いていたものの走る素振りを見せることなく後方待機のまま15着。3番人気のエイシンフラッシュも積極的な競馬を見せていたが、最後まで脚が持たずの10着。と上位人気2頭が揃って2ケタ着順に沈んだ。