天皇賞(秋)2013サイトランキング
秋古馬三冠戦
ジャパンカップ、有馬記念と共に秋の古馬三冠競走の一戦に数えられている本競走。層の厚い芝2000mで行なわれていることから、馬の実力がそのまま成績に反映されると言っても過言では無いだろう。昨年のエイシンフラッシュに続く馬は一体どの馬となるのか、今後を見据えた上でも注目の一戦だ。
トウケイヘイローがハナに立つ
ほぼ揃ったスタートから、好スタートを切ったジェンティルドンナとトウケイヘイローがまず先手を窺ったが、トウケイヘイローが先頭に立って豪華メンバーを率いてレースを進める。ジェンティルドンナは2番手に控え、内外の3番手をダイワファルコンとレッドスパーダがキープ。
5番手からはアンコイルドが迫り、その横からダノンバラードとコディーノが揃って追走を見せて先行グループを形成し、2馬身後方の中団にはエイシンフラッシュとトーセンジョーダンが待機し、遅れて3馬身後方をナカヤマナイトとジャスタウェイが引っ張って3コーナーのカーブを回っていく。
縦長の展開でコーナーを通過
馬群は、縦長の展開となって1000mを通過し、依然としてマイペースで逃げるトウケイヘイローが先頭をキープ。3・4コーナー中間でリードを広げにかかるものの、2番手を追走するジェンティルドンナ以下の先行馬達はそれを許さずリードを詰める。
トウケイヘイローが先頭で直線へ
トウケイヘイローが4コーナーのカーブを回り切り、16頭を引き連れて直線コースへと進み、ここからが最後の勝負。
逃げるトウケイヘイローを外から交わしに入ったジェンティルドンナが一歩一歩と確実に差を縮めに掛かり、大外に持ち出したジャスタウェイも一気の末脚で前の馬達を捉えに掛かる。
ジャスタウェイが末脚一気で
残り400mを切り、まだまだ粘りを見せていたトウケイヘイローだったが、外から豪快な追い上げを見せたジャスタウェイがジェンティルドンナ共々交わし先頭に立ち、リードを4馬身と広げて自身初のG1タイトルを獲得。
突き抜けたジャスタウェイには及ばなかったものの、3着に2馬身差を付けたジェンティルドンナが2着を確保。3着には昨年の優勝馬エイシンフラッシュが入着を果たした。
今後の活躍も期待されるジャスタウェイには、更なるG1タイトル獲得を期待したいところだ。